【鮒】 16画 魚(5) 準1級
[音] | フ |
[訓] | ふな |
《意味》
ふな。淡水魚の一種。
【鮒】ふな
コイ科の淡水魚。各地の池や川にすむ。コイに似ているが、コイより平たく小形で、口ひげがない。
Wikipedia「フナ」
【鮒鮨・鮒鮓】ふなずし
なれずしの一種。フナの鱗や臓物を取り除いて腹に飯を詰め、発酵させたすし。独得のにおいと酸味が珍重される。琵琶湖周辺の名産。
【鮒膾】ふななます
フナの肉を酢味噌などであえた料理。琵琶湖の源五郎鮒を用いたものは格別とされる。
「鮒鱠」とも書く。
【涸轍鮒魚】こてつ(の)ふぎょ
非常に困難な状態に陥ること。また、窮地に立たされた人のたとえ。
「涸轍」は車輪のわだちにたまった水が涸れること。わだちの水たまりの乾いたあとにいるフナの意。
「轍鮒の急」「小水の魚」「風前の灯火」「焦眉の急」「釜底遊魚」
【轍鮒の急】てっぷのきゅう
危険や災難が差し迫っていることのたとえ。
「轍」は道に残った車輪の跡、わだちのこと。わだちの水たまりであえぐフナのように危険な状況。
「涸轍鮒魚」「小水の魚」「風前の灯火」「焦眉の急」「釜底遊魚」